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...... 2023年03月30日 の日記 ......
■ 《 優れた変奏曲 》   [ NO. 2023033001-1 ] e_sy

【 交響的変奏曲 Op. 78, B. 70 】
         
ドヴォルザーク,アントニン 〔チェコ〕
(1841.09.08〜1904.05.01) 62歳 脳溢血
           

               
「交響的変奏曲」は1877年の作品で、
ドヴォルザークが教会オルガニストの職を離れ、
作曲に専念するようになった36歳の年でだった。

ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」の
影響が指摘される作品だが、民族色豊かで、
多彩な変奏技巧が凝らされた、ドヴォルザークの
変奏曲中最も優れた作品である。

オーケストレーションが完成したときは「作品38」が
与えられたが、その年の12月2日に初演されたときは、
「作品40番」に変更されている。

その後、約10年間はなぜか演奏されず、1887年の
3月6日にドヴォルザークの指揮で行われた、スラブの
演奏会で大きな反響を受け、当時イギリスの公演を
控えていたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の
ハンス・リヒターにこの作品を演奏するよう依頼し、
その公演は成功を収めたこともあり、
翌年に「作品78」として、ジムロック社から出版された。

ハ長調の主題には自らが書いた男声合唱の旋律が
用いられていて、主題の後、28の変奏曲が続き、
小節数が全曲でおよそ四分の一を占めるという、
壮大な終曲で曲は閉じられる。



(管弦楽)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ボフミル・グレゴル       
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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