 【 バレエ音楽「プロメテウスの創造物」Op. 43 】 ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン〔ドイツ〕 (1770.12.16〜1827.03.26) 56歳 肝硬変
 ベートーベンは、2作のバレエ音楽を書いている。 1作目は「騎士のバレエ」(1791年)で、ボンの 宮廷の仮装舞踏会場で初演された。
2作目の「プロメテウスの創造物」は、 当時第一流の舞踊家のサルヴァトーレ・ヴィガーノ (1769〜1821)の協力によって1800年から 1801年にかけて作曲され、完成の年の 3月23日にウィーンのホーフベルク劇場で 初演され、好評を博した。
ギリシャの神話に出てくるプロメテウスは、 「先見」という意味で、もとは悪知恵の働く神だったが、 後に人間に文化を与える神とされるようになった。 このバレエはドラマ、舞踊、音楽の緊密な結びつきを 実現しようとして作られた。
ベートーベンは、プロメテウスの素材をその後も 活用していて、「交響曲第3番」、「エロイカ変奏曲」 などにも、このバレエ音楽で用いた音楽的な素材を 流用している。
管弦楽編は、序曲と7曲からなるが、現在は 序曲以外はほとんど演奏されることはない。
1. 序曲 2. Adagio - allegro con brio 3. Allegro vovace 4. Adagio - andante quasi allegretto 5. Adagio 6. Andante 7. Andantino - adagio - allegro 8. Finare Allegretto

(管弦楽)バイエルン放送交響楽団 (指揮) オイゲン・ヨッフム ♪ 私が聴いた音源 ♪
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