【 ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K. 467 】
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕
（1756.01.27〜1791.12.05） 35歳
モーツァルトは５０曲をこえる協奏曲を残している。
しかも、ほとんどあらゆる楽器（ピアノ・ヴァイオリン
・フルート・クラリネット・ホルン・ファゴット・フルート
とハープ）に渉っていることも注目される。
１７８５年に３曲のピアノ協奏曲を書いている。
ピアノ協奏曲 第2０番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482
１２月に作曲した「ピアノ協奏曲 第22番」は、
オーボエの代わりにクラリネットを使っているが、
モーツァルトがピアノ協奏曲でクラリネットを
使用した最初の作品である。
３月９日に完成した「ピアノ協奏曲 第21番」は
「ピアノ協奏曲 第2０番 ニ短調」が完成した
一ヶ月後の作品で、自身がピアノ独奏を担当する
予約演奏会のために作られ、翌日の３月１０日に、
ウィーンのブルグ劇場での演奏会で初演された。
「ピアノ協奏曲 第2０番」は短調で書かれているが、
２１番は明るく清らかな雰囲気のハ長調で
書かれている。
第２楽章のアンダンテは、父の手紙に
「気高いまでに荘重さをもった」と書かれている。
その第２楽章は１９６７年制作のスウェーデン映画
「短くも美しく燃え」や「スーパーマン リターンズ」で
使われている。
第１楽章 Allegro non troppo
第２楽章 Andante
第３楽章 Allegro vivace assai
（ピアノ）フリードリヒ・グルダ
（管弦楽）ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
（指揮） クラウディオ・アバド
♪ 私が聴いた音源 ♪
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