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...... 2023年03月06日 の日記 ......
■ 《 古民謡 》   [ NO. 2023030601-1 ] or

【 マロシュセーク舞曲 】
          
コダーイ,ゾルターン 〔洪〕
(1882.12.16〜1967.03.06) 84歳
         

            
1歳年上のバルトークと共に、近代ハンガリー音楽を
築いたコダーイは、ケチュケメートで生まれた。
父は鉄道官吏だったため、一家はハンガリー国内を、
転々と転居した。

両親とも音楽好きで、父はヴァイオリンを、
母はピアノを弾いたので、コダーイは幼い頃から
ハイドンやモーツァルトの室内楽を耳にして育った。

コダーイの生涯は、作曲とマジャール(ハンガリー)
民謡の研究、その民謡に基ずく国民的な音楽教育の
3つの大きな分野に捧げられた。

晩年は、国際音楽教育(ISME)の会長としても
活躍し、56年前の3月6日にブダペストで
84年の生涯を閉じた。

コダーイは尊敬してやまなかった40歳年上で
作曲家のエンマと若くして結婚した。
夫人が亡くなった後、若くて美しいシャロンタと
結婚したが、彼女はコダーイとエンマ夫婦の養女で、
コダーイより40歳年下だった。

再婚の理由は、エンマ夫人が亡くなった後、
コダーイの莫大な遺産を相続する者が
いなかったからで、当時の社会主義のハンガリーでは、
養女のシャロンタには相続されず、全て政府に
没収されるため、婚姻届けを出したものの、
2人は実際には父と養女の関係で、シャロンタは
献身的にコダーイにつくしたといわれている。

マロシュセークは、現在ルーマニア領の
トランシルヴァニアの一地方名で、民族的に
根源的な古民謡が豊富に残っていて、
18・19世紀にジプシーたちにさかんに演奏されたが、
コダーイはこの民謡を用いて作品を作った。

この曲は1927年にピアノ曲として作曲されたが、
3年後に管弦楽曲として編曲された。
4つの舞曲からなり、全体は中断なく演奏される。



(管弦楽)スロヴァキア放送ブラティスラヴァ交響楽団
(指揮) エードリアン・リーパー         
              ♪ 私が聴いた音源 ♪




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