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...... 2023年02月22日 の日記 ......
■ 《 メンデルスゾーンの後継者 》   [ NO. 2023022201-1 ] ch

【 弦楽八重奏曲 ヘ長調 0p. 17 】
               
ゲーゼ,ウィルヘルム・ニルス 〔デンマーク〕
(1817.02.22〜1890.12.21) 73歳
     

       
19世紀後半のデンマーク音楽界において
大きな影響力をもって君臨したゲーゼは、
206年前の2月22日にコペンハーゲンで生まれ、
同地で、73年の生涯を閉じた。

デンマークで音楽教育を受けているが、同じ年代の
多くの音楽家や演劇人などとの交流を通じて、
ドイツロマン派の文学や音楽に親しんでいた。

長くドイツのライプツィフィで音楽活動を行い、
メンデルスゾーンやシューマンとも知り合った。

やがて、メンデルスゾーンを補佐する、
ゲヴァントハウス管弦楽団の副指揮者に指名され、
さらにライプツィフィ音楽院の教授に任命されるなど、
ゲーゼに対するメンデルスゾーンの信頼が厚かった。

1847年にメンデルスゾーンが亡くなったときには、
その後継者として、ゲヴァントハウス管弦楽団の
主席指揮者に任命された。

その後、ゲーゼはデンマークに戻り、王立音楽院の
創立に加わったのを始め、デンマークの
音楽振興に大いに力を注いだ。
カール・ニールセンは、ゲーゼの最後の弟子になる。

ゲーゼのライプツィヒ滞在中の1848年に作曲した
4楽章からなる「弦楽八重奏曲 ヘ長調」は、
その楽器編成、楽章構成とも、メンデルスゾーンの
作品を意識したもので、若くして世を去った
師匠に対する心からにオマージュといった作品である。

      第1楽章 Allegro molto e con fuoco 
      第2楽章 Andantino quasi allegretto 
      第3楽章 Scherzo
      第4楽章 Finare



(アンサンブル)ラルキブデッリ            
         スミソニアンチェンバー・プレイヤーズ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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