 【 オルガン交響曲 第5番 ヘ短調 Op. 42-1 】 ヴィドール,シャルル=マリー 〔仏〕 (1844.02.21〜1937.03.12) 93歳
 オルガン奏者・作曲家・教育者のヴィドールは 179年前の2月21日にリヨンで生まれ、 パリで93年の生涯を閉じた。
リヨンの教会オルガニストだった父から学び、 少年時代より、オルガンの即興演奏に 優れた才能を示した。
ベルギーのブリュッセル音楽院で学んだ後、 1869年にはパリのサン・シュルピス教会の オルガニストを64年間務めた。
1890年にフランクが急死した後、パリ音楽院の オルガン科教授に就任、1896年には音楽院長の デュポアの後をついで作曲家教授となった。 門下にはオネゲル、ミヨーなど多くの優れた 作曲家がいる。
シュバウツァーは、オルガン科の弟子一人で、 彼と共にバッハのオルガン全集の編纂にあたった。 他に、「近代オルガン曲集」も編纂していて、 ヴィドールのオルガン曲は、今日のオルガン曲の 重要な地位をしめている。
彼の作品は、オルガンのオーケストラ的取り扱いを 特徴としているが、代表的な作品に10曲の オルガン交響曲がありその中でも、 第5番は最も知られている。
第5楽章からなるが、それぞれ独自の魅力を もっていて、単独でも演奏されることが多い。 終楽章の華やかなトッカータは欧米では 結婚式に使われて親しまれている。
第1楽章 Allegro vivace 第2楽章 Allegro cantabile 第3楽章 Andantino quasi allegretto 第4楽章 Adagio 第5楽章 Tocata : Allegro
 (オルガン)マリー=クレール・アラン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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