 【 ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op. 1-13 HWV 371 】 ヘンデル,ゲオルク・フリードリヒ 〔独〕 (1685.02.23〜1759.04.14) 74歳 白内障
 ヘンデルは、338年前の2月23日に 中部ドイツのハレで、ヴァイセンフェルト宮廷の 医師として仕えていた父と、ハレのルター派の 名門の牧師の家系出身で深い信仰心をもった 母との間に生まれた。
ハレ大学で法律を学んだが、その後イタリアで オペラを学び、さらにイギリスに渡って そこを第2の故国とし、この世を去ったのは ロンドンだった。
ヘンデルはバロック音楽の最後の作曲家で、 オペラとオラトリオに主力を注ぎ、傑作を 作曲しているが、器楽曲としてチェンバロ用の 組曲、管弦楽用の序曲、ヴァイオリン・ソナタ などの他、多くの協奏曲も残している。
オラトリオは、宗教的な題材による大規模な 叙事的楽曲で、オルガンや管弦楽の伴奏により 独唱・重唱・合唱で劇的構成をもつが、 演技も舞台装置もなしで演奏される。 イギリスのオラトリオの伝統は、 ヘンデルによって築かれた。
72歳ごろから白内障のため作曲が 出来なくなったがコンチェルトの指揮や、 オルガン・コンチェルトの演奏で活躍していた。
ヘンデルの室内楽の曲は、彼のクラヴィーア曲と 同じように若いころから作曲しているが、 46歳以後に書いた「15の独奏曲作品1」の 終わりの6曲は、ヘンデルの ヴァイオリン・ソナタとして親しまれている。
緩急緩急の4楽章からなる、バロック・ソナタの 形式で作られていて、内容的にも組曲に近い。 全体的にあまり和声的ではなく、イタリアの オペラやカンタータなどのアリアの影響を その旋律によく現わしている。
第1楽章 Affettuoso 第2楽章 Allegro 第3楽章 Larghetto 第4楽章 Allegro

(ヴァイオリン)アルフレード・カンポーリ (チェンバロ) ジョージ・マルコム ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|