 【 セレナード 第3番 ホ短調 Op. 21 】 フックス,ロベルト 〔オーストリア〕 (1847.02.15〜1927.02.19) 82歳
 指揮者、作曲家として活躍したフックスは、 176年前の2月15日にウィーンの 南西オーストリアとスベロニア国境にほど近い 牧畜の村のフラウエンタールで生まれた。
若くしてウィーンに移り、働きながら ウィーン音楽院で学んだ。 1875年にウィーン楽友協会の指揮者となった。 また、母校の教授となって、ヴォルフ、マーラー、 シベリウスなど多くの音楽家を育てている。
宮廷礼拝堂のオルガン奏者も務めた。
ドイツ・ロマン派の伝統的なスタイルを 受け継いでいて、特にシューベルト、シューマン、 ブラームスからの影響がみられる。
「彼は、本当に素晴らしい音楽家だ。 作品は洗練され、技巧にも優れていて、 聴く人を常に魅了する。」 と、ブラームスは称賛している。
フックスは、5つのセレナードを残しているが、 「弦楽合奏のためのセレナード第3番」は、 4つの楽章で構成され、1878年に書かれた。
5つのセレナードは、人気を博していたので、 「セレナード屋の狐」と呼ばれていた。 第1楽章 Romanze:Andante sostenuto 第2楽章 Menuetto 第3楽章 Allegretto grazioso 第4楽章 Finale alla Zingarese: Allegro con fuoco
 (アンサンブル)カメラータ・ベルン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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