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...... 2023年02月16日 の日記 ......
■ 《古典舞曲》   [ NO. 2023021601-1 ] ch

【 ガヴォット ニ長調 】

ゴセック,フランソア・ジョセフ 〔ベルギー〕
(1734.01.17〜1829.02.16) 95歳



ベルギーの片田舎の農家の子に生まれた
ゴセックは、幼いころから音楽を好み、
15歳でアントワープ大聖堂の聖歌隊に入り、
同時にヴァイオリンを学んだ。

17歳のときにパリに移り、一高官に
指揮者として抱えられた。
その後、コンティ公家の音楽監督になって宗教曲と
オペラにより成功をし、宗教曲ではオーケストラの
表現法に多くに新手法を案出し、聖堂内での
オーケストラの配置に新機軸を出した。

30曲近くの交響曲その他多数の作品を書き、
またパリ音楽院創立と共に、作曲の教授に招かれ、
教育家としても大きな業績を残した。

1778年には、パリ滞在中のモーツァルトが
ゴセックを訪ねていて、父親にそのときの様子を
手紙で知らせている。

ゴセックの名はヴァイオリンのための
この「ガヴォット」によって知られているが、
音楽史の上では、フランス器楽音楽の発展に
大きな影響を与え、フランス最初の交響曲作曲者、
第一級の宗教音楽家、音楽教育の施設に対する
先駆者の1人として、フランス音楽に多大の寄与をし、
194年前の2月16日にパリ郊外のパシーで
95年の生涯を閉じた。

「ガヴォット」はヴァイオリンを習う人なら、一度は
必ずといっていいほど弾く曲だが、ピアノ曲にも
編曲されているので、ピアノで演奏することも多い。

十六世紀フランスで発生し、十七世紀に流行した
舞曲がガヴォットだが、ゴセックが作曲したこの曲は、
明るく優雅な表現にみち、思わず
口ずさみたくなるような愛らしい小品である。





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