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...... 2023年02月05日 の日記 ......
■ 《 ザッハーの委嘱作品 》   [ NO. 2023020501-1 ] sy


【 オーボエと弦楽合奏のための協奏交響曲 】
          
イベール,ジャック 〔仏〕
(1890.08.05〜1962.02.05) 72歳
          

           
幼児から音楽の才能を母から受け継いだイベールは、
初めパリ音楽院の演劇科に、20歳で音楽科に
入学したが、24歳のとき第一次世界大戦が勃発し、
海軍に入って士官になった。

戦後、パリに戻り作曲活動を再開し、29歳のときに
「ローマ大賞」を獲得してローマに留学した。

交響組曲「寄港地」は、そのときに作曲した
曲の中の一つで、32歳の作品である。
初演から大好評で、彼の名を一躍ヨーロッパの
楽壇にひろめた出世作となった。

イベールといえば、昭和15年日本の
「皇紀2600年」(初代天皇の神武天皇が
即位した年からのカウント)に日本政府が委嘱し、
フランス政府からの要請で「祝典序曲1940」
(日本建国2600年祝賀曲)を作曲している。

66年のときに栄誉ある学士院会員に選ばれ、
多くの作品を残し、生地のパリで61年前の
2月5日に72年の生涯を閉じた。

「 オーボエと弦楽合奏のための協奏交響曲」は、
スイスの指揮者のパウル・ザッハーからの依頼で
1948年から翌年にかけて作られた。

ザッハーは、ストラヴィンスキーやバルトークなど、
多くの近代作曲家たちの作品を委嘱し、
彼らをサポートしたことで知られている。

       第1楽章 Allegro con moto 
       第2楽章 Adagio ma non troppe 
       第3楽章 Allegro brillante



(オーボエ)ハンスイエルク・シェレンベルガー      
(管弦楽) アムステルダム・フランツ・リスト室内管弦楽団
(指揮)  ゾルターン・ペスコ             
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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