【 超絶技巧練習曲 】
リスト,フランツ 〔ハンガリー〕
（1811..10..22〜1886.07.31） 74歳 心筋梗塞
クラウディオ・アラウ〔チリ〕
（1903.02.06〜1991.06.09） 88歳
二十世紀を代表するピアノの巨匠のアラウは、
１２０年前の２月６日に南米チリのチリャンで
歯科医の父の息子として生まれた。
８歳でデビューし、その年にチリ政府の援助で
ドイツに留学し、シュテルン音楽院で学んだ。
１１歳のときのベルリンでのデビューは
大成功を収め、ヨーロッパで活躍後、３９歳から
本拠をアメリカに移した。
多くの作曲家のピアノ曲を録音しているが、
リストの「超絶技巧練習曲」は、一般的には
模範演奏のようだと評される程、評価が高い。
リストのピアノ演奏は、超絶的な技巧を持っていて
「ピアノの魔術師」と呼ばれた。
６００曲を数えるリストのピアノ作品の中でも
最も重要な地位をしめる１２曲からなる
「超絶技巧練習曲」は、１８５３年に第３稿が刊行され
恩師のチェルニーに捧げられている。
全欧各地の演奏会では、リストの卓越した
ピアノ演奏の妙技で演奏され、大好評だった。
第１曲「前奏曲」 第２曲「イ短調」
第３曲「風景」 第４曲「マゼッパ」
第５曲「鬼火」 第６曲「幻影」
第７曲「英雄」 第８曲「狩猟」
第９曲「回想」 第１０曲「ヘ短調」
第１１曲「夕べのなごみ」 第１２曲「雪除け」
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