【 コンチェルティーノ 変ホ長調 】
ミスリヴェチェク・ヨゼフ 〔チェコ〕
（1737.03.09〜1781.02.04） 43歳
チェコのオペラ作曲家のミスリヴェチェクは、
プラハ近郊のオーベル・シャールカで、
粉屋の息子として生まれた。
父から後継ぎとして訓練されたが、音楽家になる
夢を捨てきれず、プラハで勉強し、イタリアへ渡り、
最初のオペラ「ベレルフォンテ」を作曲して
大成功をおさめ、その後３０曲あまりのオペラを
書いてイタリア各地で上演され好評だった。
３３歳のときに、ボローニアで１４歳の
モーツァルトに出会ったが、モーツァルトは
彼に対して、称讃の念を送り続けた。
最後となったオペラは不成功で、貧困のうえ、
梅毒にかかり、４４歳の誕生日を前に
２月４日にローマで世を去った。
その１０年後にはモーツァルトも３５歳の
若さで亡くなっている。
「コンチェルティーノ 変ホ長調」は、
彼のスポンサーだった貴族のために
書かれたものではないかとされている。
２本のホルンと２本のクラリネット、ファゴットが
活躍する作品である。
第１楽章 Allegro
第２楽章 Largo
第３楽章 Presto assai
（演奏）コンチェルト･ケルン
♪ 私が聴いた音源 ♪
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