 【 ピアノ協奏曲 ホ長調 】 アーン,レイナルド 〔ベネズエラ〕 (1875.08.09〜1947.01.27) 72歳
 アーンは、ベネズエラの首都カラカスで生まれた。 ユダヤ人の父は外交官で音楽に造詣が深かった。 アーンが3歳のときに家族と共にパリに移り、 ピアノを習い始めた。
10歳でパリ音楽院に入学し、後の大ピアニストの コルトーや、作曲家のラベルと同じクラスで学んだ。
作曲家として、もっとも影響を受けたのは マスネーで、その才能を高く評価したマスネーは、 「アルルの女」の作詞者のドーデに、 まだ10代半ばのアーンを紹介し、ドーデは 彼に劇音楽の作曲の依頼をしている。
37歳のときにフランスに帰化し、その後は ベネズエラに戻ることはなかった。
二つの世界大戦を経て、1945年には パリオペラ座の音楽監督に就任するが、 その2年後の1月27日に脳腫瘍のため 72年の生涯を閉じた。
オペラなど80曲にのぼる劇場音楽や、 100曲をこえる歌曲を残した他、 管弦楽や室内楽も作曲している。
1931年に作曲した「ピアノ協奏曲」は、 3つの楽章で構成されている。
洒脱な中にも、そこはかとない メランコリーもある魅力的な作品である。
第1楽章 Inprpvisation - Morere 第2楽章 Danse - Vif 第3楽章 Reverie - Toccata - Finale

(ピアノ)スティーヴン・クームス (管弦楽)BBCスコットランド交響楽団 (指揮) ジャン=イヴ・オッソンス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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