 【 ピアノ協奏曲 第2番 BB 101 】 バルトーク,ベーラ 〔ハンガリー〕 (1881.03.25〜1945.09.26) 64歳 白血病
 「ピアノ協奏曲 第2番」はアメリカやソヴィエトへの 演奏旅行から帰国後の、49歳から50歳の 1930年8月から31年9月にかけて作曲された。
ピアノの打楽器的な使い方が激しく、旋律はどれも 息が短かく断片的で、全曲を通じてピアノの マッシブな和音塊がエネルギッシュに突進する。
その和音塊も、多くは2度、4度、5度の和声による 民族的な、また印象主義的な響きをもち、 多声的手法はあまり目立たない。
「私が作曲した「ピアノ協奏曲 第1番」」は、 自分でも良くできた作品だと思うが、構成面で オーケストラにとっても、そして聴衆にとっても 難しいところがあった。そこでそれと 平衡をとるような、オーケストラの演奏が それほど困難でなく、聴衆にとってもっと 快い作品としてこの2番を作曲した。」 とバルトークは述べている。
1933年1月23日フランクフルトにおいて、 作曲者自身のピアノとフルトヴェングラーの 指揮で初演された。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Adagio - Piu adagio - Presto 第3楽章 Allegro molto

(ピアノ)ゲザ・アンダ (管弦楽)ベルリン放送交響楽団 (指揮) フェレンツ・フリッチャイ ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|