[PREV] [NEXT]
...... 2023年01月16日 の日記 ......
■ 《 バレエ音楽の父 》   [ NO. 2023011601-1 ] or

【 バレエ組曲「シルヴィア」】

ドリーブ,レオ 〔仏〕
(1836.02.21〜1891.01.16) 54歳



「バレエ音楽の父」と呼ばれているドリーブは、
29歳のとき、オペラ座の合唱副指揮者となり
バレエ音楽作曲への興味を抱き始めた。

45歳のときからパリ音楽院の作曲家教授として、
後進の指導にあたりながら創作活動を行なったが、
10年後の1月16日、パリで54年の生涯を閉じた。

バレエとオペラの作曲にすぐれた才能を発揮した
ドリーブの音楽は、優美典麗であり声楽の部分も
オーケストラの部分も無理なく流れるように
書かれているが、劇的な迫力に
欠けているところがあり、そこに彼のオペラの
限界があったといわれている。

他の作品としては、カンタータ、歌曲、付随音楽、
教会音楽、合唱曲などがある。

ドリーブがバレエのために書いた美しい音楽は、
踊り手のステップに対して拍子を取る役を
するにすぎなかったむかしのバレエ音楽に
比べると、はるかに進んだものであった。

44歳のときに作られた「シルヴィア」は
「コッペリア」と共に、バレエ音楽の傑作だが、
人形が登場する「コッペリア」と違い、ギリシャ神話による
神々や羊飼いの現れる古風なもので、
4つの場面から作られている。

妖精シルヴィアはエロスの矢に射られ、羊飼いの
アマンタを愛するようになるが、猟人オリオンに
誘拐されてしまう。
しかし彼女はエロスに救われて、ついにアマンタと
結婚することを女神ディアーヌから許される。

ガルニエ宮といわれる、新しいパリオペラ座の
完成を祝う、こけら落としの一つとして1876年に
初演され、フランスのみならず、ヨーロッパ各地から
集まった観客を前に、初演は大成功だった。

第1曲 前奏曲と狩りの女神たち
第2曲 間奏曲と緩やかなワルツ
第3曲 ピッチカート     
第4曲 バッカスの行列    



(管弦楽)ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ヤーノシュ・シャンドール      
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: