 【 オペラ「沈黙」】 松村 禎三〔日〕 (1929.01.15~2007.08.06)78歳 肺炎
 日本の現代音楽界を代表する作曲家、 俳人でもあった、松村禎三は、 昭和4年1月15日京都で生まれた。
伊福部昭、池内友次郎に師事し、後に東京芸術大学 名誉教授として指導し、作曲活動も行った。 管弦楽、協奏曲、室内楽、映画音楽、舞台音楽など 幅広い分野で数多くの作品を残している。
平成19年8月6日、肺炎のため東京都港区の 病院で78年の生涯を閉じた。
サントリー音楽財団の委嘱により作曲した 全2幕16場のオペラ「沈黙」は、遠藤周作の 小説に基づき十七世紀前半の長崎を舞台に 松村自らが夫人と共に台本も執筆し、 13年かけて完成した。
1993年11月4日に日生劇場において、 若杉弘指揮、鈴木敬介の演出いより初演され、 その後再演を重ね、高い評価を得、 数々の賞を受賞している。
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