[PREV] [NEXT]
...... 2023年01月12日 の日記 ......
■ 《 おどけもの 》   [ NO. 2023011201-1 ] or

【 ブルレスケ ニ短調 TrV 145 】

リヒャルト・シュトラウス,ゲオルク 〔独〕
(1864.06.11〜1949.09.08) 85歳 心臓病



R.シュトラウスは、交響詩と音楽劇の大家であるが、
ピアノ協奏曲は1曲も作らなかった。
しかし、その不足は、ピアノと管弦楽のための
「ブルレスケ」と「家庭交響曲へのパレルゴーネン」
「パンアテナイン行列」で補うことができた。

その3つの協奏曲風な作品の中で、
最もひろく知られているのは「ブルレスケ」である。
21歳で書き始めて翌年の1886年に完成したもので、
ブラームス的なロマン主義の影響を示している。

ブルレスケは、フランス語のピュルレスクで
「おどけたもの」という意味だが、おどけた
楽しい感じを出しつつ、美しく叙情的な旋律も
豊かに流れる充実した音楽である。

リヒャルト・シュトラウスは、1895年に交響詩
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
を書いているが、どちらも14世紀に北ドイツ地方に
生まれたティルの様々ないたずらな物語を
題材にしていて、ユーモアにみちた
童話的な世界を描いた作品である。

カデンツァをもったスケルツォ風な様式で、
単一楽章で書かれている。

1891年1月12日にベルリンのフィルハーモニーで、
ビューローの指揮とオイゲン・ダルベールの
ピアノ独奏で演奏された。



(ピアノ)バイロン・ジャニス
(管弦楽)シカゴ交響楽団  
(指揮) プリッツ・ライナー
     ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: