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...... 2023年01月08日 の日記 ......
■ 《 弦楽四重奏+ピアノ 》   [ NO. 2023010801-1 ] ch

【 ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op. 44 】
         
シューマン,ローベルト・アレクサンダー 〔ドイツ〕
(1810.06.08〜1856.07.29) 46歳
         

           
「室内楽曲の年」といわれる1942年に作曲された
「ピアノ五重奏曲 変ホ長調」は、弦楽四重奏に
ピアノを加えたという楽器編成をとり、こうした形態の
五重奏曲の中で、最もしばしば演奏され、
ひろく愛されているものの一つとなっている。

シューマン好みの変ホ長調で書かれていて、
輝かしくまた、入念に作られていながら、
案外に親しみやすくわかりやすい。

全体の統一もよく、ピアノ的な楽想が支配的で、
ピアノを中心的な位置においているものの、
五つの楽器のバランスがいちじるしく
乱れることも少しもない。
ロマン的な感情が溢れていて、構成も明快である。

シューマンは、初めて弦楽四重奏にピアノを
組み合わせて成功した作曲家といえる。

弦楽四重奏曲を書き上げた後、すぐに続いてこの
五重奏曲に着手し、10月1日にこれを完成した。

その後、12月にメンデルゾーンがピアノを
受け持って私的に試奏し、メンデルスゾーンの
忠告もあり、手を加えられた。
第2楽章のアジタートは、この忠告の結果
生まれたものである。

力強く精力的で輝かしい第1主題で始まる第1楽章、
葬送行進曲風な第2楽章、音階風な第3楽章、
壮大で力強い第4楽章のこのピアノ五重奏曲は、
1843年1月8日、妻クララのピアノで、
ゲヴァントハウスで初演された。

     第1楽章 Allegro brillante 
     第2楽章 In modo duma marcia.Un poco largamente
     第3楽章 Scherzo: Molto vivace 
     第4楽章 Allegro,ma non troppo



(ピアノ)   マリア・ジョアン・ピリス
(ヴァイオリン)オーギュスタン・デュメイ
(ヴァイオリン)ルノーキャプソン    
(ヴィオラ)  ジェラール・コセ    
(チェロ)   ジャン・ワン      
          ♪ 私が聴いた音源 ♪




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