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...... 2023年01月01日 の日記 ......
元旦


■ 《 ニューイヤー・コンサート2023 》   [ NO. 2023010101-1 ] or

【 ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート 2023 】



世界で最も注目されるクラシックコンサートの一つの
「ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート2023」は
今年も現地から生中継された。



今年の指揮者はクリーブランド管弦楽団の
音楽監督をつとめるフランツ・ウェルザー=メストの
指揮だったが、ニューイヤー・コンサートには
2011年に初登場、その後2013年にも再登場し、
2023年は10年ぶり3度目の登場となった。
今年度の演目の特徴は、演目15曲のうち、14曲が
ニューイヤー・コンサート初登場だった。

また、今回はヨハン2世の弟のヨーゼフ・シュトラウスの
作品が8曲も含まれていた。
10曲目の“上機嫌」作品281では、ウィーン少年合唱団に
加えて、ウィーン少女合唱団がニューイヤー・コンサートに
初登場した。



プログラム

第1部

1.「ポルカ・シュネル “誰と踊ろう?” 作品251」
エドゥアルト・シュトラウス:作曲

2.「ワルツ “英雄賛歌” 作品87」
ヨーゼフ・シュトラウス:作曲

3.「 “ジプシー男爵のカドリーユ” 作品422」
ヨハン・シュトラウス:作曲

4.「ワルツ “心地よい夜に” 作品488」
カール・ミヒャエル・ツィーラー:作曲

5.「ポルカ・シュネル “元気に行こう” 作品386」
フランツ・フォン・スッペ:作曲

第2部

6.「喜歌劇 “イザベラ” 序曲」
フランツ・フォン・スッペ:作曲

7.「演奏会用ワルツ “愛の真珠” 作品39」
ヨーゼフ・シュトラウス:作曲

8.「ポルカ・フランセーズ “アンゲリカ・ポルカ” 作品123」
ヨーゼフ・シュトラウス:作曲

9.「ポルカ・シュネル “さあ行くぞ!” 作品73」
エドゥアルト・シュトラウス:作曲

10.「ポルカ・フランセーズ “上機嫌” 作品281」
ヨーゼフ・シュトラウス:作曲

11. ポルカ・シュネル “いつまでも永遠に” 作品193」
ヨーゼフ・シュトラウス:作曲

12.「ワルツ “まひわ” 作品114」
ヨーゼフ・シュトラウス:作曲

13.「鐘のポルカとギャロップ 
          (バレエ「エクセルシオール」から)」
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー:作曲

14.「オーケストラのための幻想曲
        “ アレグロ・ファンタスティック” 作品26b」
ヨーゼフ・シュトラウス:作曲

15.「ワルツ “水彩画” 作品258
ヨーゼフ・シュトラウス:作曲

《 アンコール曲 》

「ワルツ “美しく青きドナウ” 」
ヨハン・シュトラウス2世作曲

「ラデツキー行進曲」
ヨハン・シュトラウス作曲

(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) フランツ・ウェルザー=メスト   
(バレエ) ウィーン国立歌劇場バレエ学校   
(合唱)  ウィーン少年合唱団        
     ウィーン少女合唱団        
                              
〜ウィーン楽友協会大ホールから中継〜






【 美しく青きドナウ Op. 314 】

ヨハン・シュトラウス二世 〔墺〕
(1825.10.25〜1899.06.03) 73歳 肺炎



“音楽の都”ウィーンでは、毎年元旦に、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による
ニューイヤー・コンサートが開かれ、その模様は
日本をはじめ、世界各国に生放映で配信されている。

音楽好きのウィーン市民は、ニューイヤー・コンサートを
聴いて新しい年を迎える。
プログラムは、ワルツやポルカといった肩のこらない
楽しい曲目が多く、シュトラウス一族の楽曲が中心である。

ニューイヤー・コンサートを始めたのは、生粋の
ウィーンっ子で、ワルツを振らせたら当代一と
うたわれた名指揮者のクレメンス・クラウスだが、
最初のコンサートは1939年の大晦日のことだった。

その後第二次世界大戦の影響で空白があり、
定期的に開催されるようになったのは、終戦の年、
1945年の大晦日〜翌1946年の元旦からである。

敗戦の痛手からまだ回復していなかったウィーン
市民の心に、希望の灯をともそうと開かれた演奏会は、
クラウスの願い通り、ウィーン市民を元気づけ、
復興への活力となった。

現在では世界中の音楽愛好家の注目する
催しとなっている。

第2の国花ともいわれている「美しく青きドナウ」は
毎年アンコール曲として演奏される。




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