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...... 2023年01月02日 の日記 ......
■ 《 代表的作品 》   [ NO. 2023010201-1 ] co

【 ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 Op. 61 】

サン=サーンス,シャルル・カミユ 〔仏〕
(1835.10.09〜1921.12.16) 86歳 心臓病



フランクとならんで近代フランス音楽の父と
呼ばれているサン=サーンスは、あらゆる
ジャンルにわたり、おびただしい作品を
作曲しているが、ヴァイオリン協奏曲も3曲残した。

「第1番 イ短調 作品20」は27歳、
「第2番 ハ長調 作品58 」は44歳、
そしてこの第3番は45歳のときの作品である。
サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲といえば
第3番が広く愛好されている。

彼の作風の特徴は、彼超一流の美しい旋律をもって、
軽妙洒脱なフランス風スタイルとドイツ的構成を
結び付けようとしたところにある。

第3番も随所に美しい旋律が溢れ、
古典の協奏曲に近いがっちりとした構成で、
彼の代表的な器楽作品の1つとなっている。

情熱的な第1楽章に続いて、ロマンティックな
舟歌のような第2楽章、力強い序奏に始まり
華やかなテクニックを盛り込みながらヴァイオリンの
名旋律が歌われていく第3楽章からなる。

この曲は1881年1月2日に、19世紀における
最も優れたバイオリニストの1人にあげられる
パブロ・デ・サラサーテによってパリで初演され、
第1番と同様彼に捧げられた。

       第1楽章 Allegro non troppo
       第2楽章 Andantino quasi allegretto
       第3楽章 Molto moderato e maestoso



(ヴァイオリン)ウルフ・ヘルシャー       
(管弦楽)   ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
(指揮)    ピエール・デルヴォー      
             ♪ 私が聴いた音源 ♪




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