【 ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 「トルコ風」K. 219 】 モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス 〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
モーツァルトが作曲した協奏曲は50曲をこえるが、 ほとんどあらゆる楽器(ピアノ・ヴァイオリン・ フルート・クラリネット・ホルン・ファゴット・ フルートとハープ)の協奏曲の作品を書いている。
1775年、19歳のときの一年間に、第1番から 第5番までのヴァイオリン協奏曲5曲を、故郷の ザルツブルグで集中的に作曲したことから、 「ザルツブルグ協奏曲」とか「ヴァイオリン協奏曲の年」 といわれている。
「第5番イ長調」は、第4番ニ長調を作曲してから、 約2ヶ月後の暮も押し迫った12月20日に完成した。
一連の作品の最後のものにふさわしく、 堂々とした規模をもった作品である。
作風は、全体の感じがフランスの影響と共に、 ドイツ的な色彩が濃く、大らかな音楽の流れが 全曲を貫き、優美でありながら、あふれるばかりの 若さと力量にみち、青年モーツァルトの 手になる音楽のひとつの典型を生み出している。
第1楽章 Allegro aperto 第2楽章 Adagio 第3楽章 Rondeau: Tempo di menuetto
(ヴァイオリン)藤川真弓 (管弦楽) 日本フィルハーモニー交響楽団 (指揮) パーヴォ・ヤルヴィ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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