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...... 2022年12月14日 の日記 ......
■ 《 ローマの風景 》   [ NO. 2022121401-1 ] or

【 交響詩「ローマの松」P. 141 】
      
レスピーギ,オットリーノ 〔伊〕
(1879.07.09〜1936.04.18) 57歳 心臓病
         

           
類い稀なるオーケストレーションの名人として
知られているレスピーギの音楽は、師の
リムスキー=コルサコフが鮮やかな水彩画とすれば、
彼は極彩色の油絵に例えられている。

限りなく永遠の都ローマを心から愛し続け、
演奏旅行以外はローマを離れることはなかった。

レスピーギの創作期の頂点に作曲した交響詩の
代表作である“ローマ3部作”の「ローマの噴水」
「ローマの松」「ローマの祭」は、古風な旋法を曲に
取り入れ、古代イタリアの栄光を音楽に再現している。

45歳のときに書かれた「ローマの松」は、ローマにある
著名な4種の松を扱っているが、グレゴリア聖歌に
関心をよせていたレスピーギは、古い教会旋法を
好んで使い、古い時代への郷愁と過去への幻想が
効果的に生かされるように作曲している。

第1部 「ボルゲーゼ荘の松」 
第2部 「カタコンブ付近の松」
第3部 「ジャニコロの松」  
第4部 「アッピア街道の松」 

1924年12月14日にローマのアウグステド楽堂で
初演された。

「私は記憶と幻想を呼び起こすために出発点として
自然を用いた。きわめて特徴をおびてローマの風景を
支配している何世紀にもわたる樹木は、
ローマの生活での主要な事件の証人となっている」

1926年1月にレスピーギが指揮者としてこの曲を
演奏するにあたり、プログラムに書いたものである。



(管弦楽)ボストン交響楽団
(指揮) 小澤征爾    
    ♪ 私が聴いた音源 ♪





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