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...... 2022年12月13日 の日記 ......
■ 《 ハイネの悲劇 》   [ NO. 2022121301-1 ] o

【 歌劇「ウィリアム・ラトクリフ」】
     
キュイ,ツェザル 〔露〕
(1835.01.18〜1918.03.26) 82歳 脳卒中
      
ハイネ,ハインリヒ 〔独〕
(1797.12.13〜1856.02.17) 58歳    
         

            
天才詩人のハイネは、225年前の12月13日に
ユダヤ人を両親にデュッセルドルフで生まれた。

後にキリスト教に改宗し、34歳のときフランスに
亡命、ドイツとフランスの2つの国で生きたが
1856年にパリのマンモルトル世を去った。

彼は40歳のころから、眼病、頭痛、麻痺などが
起こり、病魔と闘いながらの生活だった。

豊かなロマン的詩心をもったハイネの詩は、
多くの作曲家によって作曲されているが、
ハイネの「歌の本」の詩によるシューマンの
作品は有名である。

ロシア国民楽派(力強い仲間)(五人組ーバラキレフ、
リムスキー=コルサコフ、ムソルグスキー、ボロディン)
の一人として活躍したキュイも1968年に
ハイネの悲劇に基づく4幕の歌劇
「ウィリアム・ラトクリフ」 を完成させている。

翌年にペテルブルクのマリインスキー劇場で
初演されたが、成功とはいえなかった。
しかし、ロシアの作曲家を非常に高く評価していた
リストは、この上ない賛辞をおくっていた。

「ウィリアム・ラトクリフ」 は、ハイネの青年期の
1822年に書いた悲劇で、スコットランドを舞台に
血生臭い2世代にわたる男女の愛憎劇の
作品となっている。

ちなみに、イタリアのマスカーニが書いた
歌劇「グリエルモ・ラトクリフ」が最も知名度がある。





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