【 スケーターズ・ワルツ Op. 183 】 ワルトトイフェル,エミル 〔仏〕 (1837.12.09〜1915.02.12) 78歳《 実用音楽 》
フランス舞踏音楽の作曲家のワルトトイフェルは、 185年前の12月9日にストラスブールで生まれた ドイツ系フランス人である。
父ルイ、兄レオンも音楽家で、ワルトトイフェルは、 兄が学んだパリ音楽院に入学し、 一家はパリに居を構えた。 ビゼー、マスネーは学友だった。
その後、ナポレオン三世の皇妃ウジェニーの 皇室ピアニスト、宮廷バレー指揮者に就任した。
またパリ、ベルリン、ウィーン、ロンドンでも オペラやバレーの指揮者として活躍、250曲を越える 管弦楽舞曲を作曲し、パリで世を去った。
スケート場にとって、欠かせない実用音楽として 定着している1882年の作品の 「スケーターズ・ワルツ」(スケートをする人々)は、 ヨハン・シュトラウス二世のウィンナ・ワルツが 作られたころの作品だが、リズミックでテンポの 動きの激しいウィンナ・ワルツと違って、 穏やかで優美なゆったりとしたすべるような 3拍子の旋律が、スケートをする人には、心地よい。
当時、パリの上流社会の人々の間で 大流行をしていたスケートに興じる 男女の姿を描いた作品である。
(管弦楽)ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団 (指揮) フランツ・バウアー=トイセル ♪ 私が聴いた音源 ♪
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