【 フルート・ソナタ Op. 52 】
ケクラン,シャルル＝ルイ＝ユジェーヌ 〔仏〕
（1867.11.27〜1950.12.31） 83歳
１５５年前の１１月２７日にパリで生まれ、
１９５０年にコート・ダジュールで世を去った。
ケックランは、１５歳から作曲活動を始めたが、
パリ音楽院でフォーレから作曲を学び、
大きな影響を受けた。
音楽理論や教育の世界でも活躍し、１９３７年に
作曲家のダンディによって新しく作られた
スコラ・カントールムの教授を務めた。
後にアメリカやカナダでも教鞭を執った。
多作家で、管弦楽、室内楽、ピアノ曲、歌曲などの
独特の和声を用いた数くの作品を残していて、
２２６の作品番号付きのものがある。
ケックランの作品は、典雅な旋律美を特徴とし、
高い旋法性を利した柔和で古典的な
佇まいのなかに、高度な対位法を駆使して
エスプリあふれる作風を堅持している。
フルート・ソナタは、ケクランが室内楽作品を
多く作り始めた時期の１９１１年から１３年に
かけて作曲された。
息の長い旋律がゆっくりと形を変えていく。
第１楽章 Adagio molto tranquillo
第２楽章 Allegretto tres modere mais sans trainer
第３楽章 Final: Anime et gai
（フルート）フィリップ・ラシーヌ
（ピアノ） ダニエル・ショレット
♪ 私が聴いた音源 ♪
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