【 交響曲 第2番 Op. 9「アンタール」】
リムスキー=コルサコフ, ニコライ・アンドレイ・ヴィチ 〔露〕 (1844.03.18〜1908.06.21) 64歳 狭心症
アンセルメ,エルネスト 〔スイス〕 (1883.11.11〜1969.02.20) 86歳
スイスの指揮者、数学者のアンセルメは、 139年前の11月11日にレマン湖の町の ヴヴェイで生まれた。 父は幾何学の学者で、アンセルメも 数学を学び大学教授となったが、 楽の勉強もしていた。
1910年に指揮者としてデビューし、 音楽の道に転向した。 数年後、ストラヴィンスキーと出会い、 ディアギレフに紹介したことから、ロシア・バレエ団 (バレエ・リュス)の指揮者となった。
アンセルメは、スイス・ロマンド管弦楽団に 半世紀にわたって君臨した。
数学者のアンセルメは、イギリスデッカのステレオ 録音開始に多大な協力をし、1954年に録音された リムスキー=コルサコフの「交響曲 第2番 作品9」は 同社初のステレオの実用化試験録音となった。
ロシア初の交響曲と呼ばれている 「交響曲 第1番」は、1861年から1865年にかけて、 バラキレフの指導のもとに作曲されたが、その後、 ムソルグスキーとバラキレフの勧めで第2番を書き、 1868年に完成した。
当時は、現役の海軍士官で、管弦楽法や、 和声のうえで不十分だったため、1875年に改訂を 加えて初演された。
1897年には、交響組曲として改編している。
六世紀に実在したアラビアの詩人アンタルの物語を 描写的に扱ったものである。
第1楽章 Largo「序奏」 第2楽章 Allegro vivace「復讐の喜び」 第3楽章 Allegro risoluto「権力の喜び」 第4楽章 Allegretto - Adagio「愛の喜び」
(管弦楽)サンクトペテルブルク交響楽団 (指揮) アンドレイ・アニハーノフ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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