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...... 2022年11月11日 の日記 ......
■ 《 アンタールの物語 》   [ NO. 2022111101-1 ] sy

【 交響曲 第2番 Op. 9「アンタール」】

リムスキー=コルサコフ,
   ニコライ・アンドレイ・ヴィチ 〔露〕
(1844.03.18〜1908.06.21) 64歳 狭心症

アンセルメ,エルネスト 〔スイス〕
(1883.11.11〜1969.02.20) 86歳    



スイスの指揮者、数学者のアンセルメは、
139年前の11月11日にレマン湖の町の
ヴヴェイで生まれた。
父は幾何学の学者で、アンセルメも
数学を学び大学教授となったが、
楽の勉強もしていた。

1910年に指揮者としてデビューし、
音楽の道に転向した。
数年後、ストラヴィンスキーと出会い、
ディアギレフに紹介したことから、ロシア・バレエ団
(バレエ・リュス)の指揮者となった。

アンセルメは、スイス・ロマンド管弦楽団に
半世紀にわたって君臨した。

数学者のアンセルメは、イギリスデッカのステレオ
録音開始に多大な協力をし、1954年に録音された
リムスキー=コルサコフの「交響曲 第2番 作品9」は
同社初のステレオの実用化試験録音となった。

ロシア初の交響曲と呼ばれている
「交響曲 第1番」は、1861年から1865年にかけて、
バラキレフの指導のもとに作曲されたが、その後、
ムソルグスキーとバラキレフの勧めで第2番を書き、
1868年に完成した。

当時は、現役の海軍士官で、管弦楽法や、
和声のうえで不十分だったため、1875年に改訂を
加えて初演された。

1897年には、交響組曲として改編している。

六世紀に実在したアラビアの詩人アンタルの物語を
描写的に扱ったものである。

     第1楽章 Largo「序奏」
     第2楽章 Allegro vivace「復讐の喜び」
     第3楽章 Allegro risoluto「権力の喜び」
     第4楽章 Allegretto - Adagio「愛の喜び」



(管弦楽)サンクトペテルブルク交響楽団
(指揮) アンドレイ・アニハーノフ  
         ♪ 私が聴いた音源 ♪




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