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...... 2022年11月02日 の日記 ......
■ 《 名コンビ 》   [ NO. 2022110201-1 ] v

【 歌曲「少女(おとめ)の歌」】
       
山田耕筰 〔日〕
(1886.06.09〜1965.12.29) 79歳
        
北原白秋 〔日〕
(1885.01.25〜1942.11.02) 57歳
       

      
作詞者の北原白秋は、山田耕筰が生まれる
1年前の明治18年に柳川(福岡県)で生まれた。
詩人、歌人、童謡作家として活躍したが、
50歳を過ぎて糖尿病のため視力が衰え、
薄明の世界に入り、昭和17年11月2日に
57年の生涯を閉じた。

作曲家の山田耕筰は日本楽界最大の指導者で、
歌劇、交響曲、ピアノ曲など多くの作品を
作曲したが、特に歌曲に名品が多い。

北原白秋が作詞した作品は、文章をかざる
言葉の豊かさ、語句の使い方の自由さなど
彼の右へ出る人はいないとされ、当時一流の
作曲家がこぞって彼の作品に作曲をした。

親友だった二人のコンビの曲は、「この道」の
他に「からたちの花」「ペチカ」「待ちぼうけ」
「この道」など数多くある。

「少女(おとめ)の歌」も二人の作品で、
昭和3年の「少女倶楽部」新年号に登載された。



少女(おとめ)の歌

しののめの われは野ばらよ
すがすがし においおさなし
咲けよ この少女ごころ
かぎりなき やさしまごころ

岩のまの われは泉よ
すがすがし いのちつつまし
秘めよ この少女ごころ
しみいずる ふかきまごころ

しらかばの われは林よ
すがすがし ひびきあたらし
守れ この少女ごころ
世に染まぬ きよきまごころ

夜の空の われは昴よ
すがすがし ひとみうるわし
燃えよ この少女ごころ
みどりなす 星のまごころ

北原白秋 作詞
山田耕筰 作曲





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