【 組曲 第4番「絵のような風景」】 マスネー,ジュール=エミル=フレデリク 〔仏〕 (1842.05.12〜1912.08.13) 70歳
フランス・ロマンチック・オペラの巨人と呼ばれた マスネーは、ピアノを教えていた母から音楽的な 才能を受け、父から正確で几帳面な性質を受けた。
9歳という異例の年齢でパリ音楽院に入学し、 21歳のときにローマ大賞を獲得した。 36歳でパリ音楽院の教授となり、多くのすぐれた 作曲家を育てた。
マスネーの一生は、幸福で安定していたせいもあり、 彼の作る音楽はどれも美しく、聴く人の心を 魅了するものばかりだった。 オペラ、楽劇、舞踊劇、宗教音楽、管弦楽曲、 付随音楽、ピアノ曲、歌曲など おびただしい数の作品がある。
マスネーは、7つの管弦楽組曲を書いた。 32歳のころの作品の「絵のような風景」は第4番で、 4曲からなっている。
画家のクールベに触発されたて書いたtいわれる 第3曲は、ホルンが奏でる鐘の音が田園風の 雰囲気を盛り上げている。
第1曲 Allegro moderato - 行進曲 第2曲 Allegretto scherzando - 舞踊曲 第3曲 Andante sostenuto - アンジェラス(晩鐘) 第4曲 Allegro moderato - ジプシーの祭り
南フランスの美しい農村風景の印象を音画として 描いていて、通俗的な美しさに富んでいるので 吹奏楽などにも編曲されてよく演奏される。
1873年11月にパリでエドゥアール・コロンヌの指揮 コンセール・コロンヌにより初演された。
(管弦楽)モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団 (指揮) ジョン・エリオット・ガーディナー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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