【 ノクターン 第2番 変ホ長調 Op. 9, No. 2 】 ショパン,フレデリック・フランソア〔ポーランド〕 (1810.3.1〜1849.10.17) 39歳 結核
夜想曲は、ローマ時代には「夜の神」という意味に 用いられていた。 英語の「ノクターン=Nocturne」は、フランス語の 「ノクテュルヌ=Nocturne」イタリア語の 「ノットゥルノ=Notturno」を訳した語で、語源は ラテン語の「Nox」から派生したものである。
夢想的な曲で、主としてピアノ曲だが、 1890年にドビュッシーの管弦楽曲が作られている。
「夜想曲」という音楽形式を創始した作曲家は、 イギリスのジョン・フィールドだといわれている。 彼はアイルランドに生まれたピアニスト、 作曲家であり、その後半生をロシアで暮らした。
ショパンは、20歳から36歳の間に 21曲の夜想曲を作曲した。 最初期の第1番と第2番は、フィールドの 面影がしのばれる。
どの曲も、優雅な旋律に多くの装飾音を加え、 アリアのように歌わせ、甘美で静かで、 そしていくぶん神秘的にさえ感じさせる。
ショパンのノクターンといえば、 「ノクターン 第2番 」が代表になるほど、 弾かれもし、聴かれもしている。 1830年から1831年にかけて作曲された。
「ノクターン 第1番作品9の1」、「第2番9の2 」 「第3番9の3」の3曲は、ピアノ製作会社 プレイエル社長の妻マリー夫人に献呈された。
(ピアノ)アルトゥール・ルービンシュタイン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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