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...... 2022年10月17日 の日記 ......
■ 《 ショパンの子守歌 》   [ NO. 2022101701-1 ] s

【 子守歌 変ニ長調 Op. 57 】
         
ショパン,フレデリック・フランソア〔ポーランド〕
(1810.3.1〜1849.10.17) 39歳 結核
        

              
ショパンは虚弱な体質に生まれたため、
晩年は病める日々だった。

「僕は次第にピアノを弾かなくなるし、
なんにも書けない!」
パリに移って19年後の8月、病状が悪化し、
姉のルドヴィカがパリに来て看病にあたったが、
10月17日午前2時に、肺結核と咽頭結核で
39年の生涯を閉じた。

マドリード寺院で葬儀、遺骸は10月30日
ベール・ラシェーズ墓地に埋葬された。
棺の上には、ポーランドの土がまかれ、
心臓は遺言通り、ワルシャワに持ち帰られ、
聖十字架協会内に安置された。

ショパンは、子守歌を一曲しか書いてないが、
これはピアノからピアノ独特の驚くべき音の世界を、
空中楼閣のごとく作り上げた希有の作品である。

この曲は、和声的、旋律的に、そして低音部の
リズムにおいても、基礎的に非常に単純である。
その基本和声は、全曲を通じて、ほとんど
全音階的で旋律はところどころ対応する
対位旋律がそれに加わるたった一つの簡単な
旋律的楽想でしかない。

左手で奏される支配的なリズムは、最初の2小節の
序奏で基礎づけられて、68小節間同じである。
この揺れ動く音型の上に、4小節の基本旋律を
静かにおき、きわめてピアニスティックな
16の変奏を間断なく行なうことにより、驚くべき
ピアノ音楽の世界を作りだしている。



(ピアノ)アルトゥール・ルービンシュタイン
          ♪ 私が聴いた音源 ♪




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