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...... 2022年10月14日 の日記 ......
■ 《 複合唱様式 》   [ NO. 2022101401-1 ] v

【 マタイ受難曲 SWV479 】
       
シュッツ,ハインリッヒ 〔独〕
(1585.10.14〜1672.11.06) 87歳
         

             
十七世紀ドイツ最大のプロテスタント音楽の
作曲家であるシュッツは、大バッハ生誕の
ちょうど437年前の10月14日、中部ドイツの
宮廷都市ヴァイセンヘルスの近くにある
小さな街ケストリッツで生まれた。

父はその地方の素封家で、
後にヴァイセンヘルスに移って、
旅館を経営し市長も務めた。

美しいボーイソプラノの声に恵まれていた
シュッツは14歳の時にカッセルのモーリッツ侯に
見い出され、音楽の勉強を始めた。

宮廷オルガニスト、宮廷楽長の後、
最晩年はドレスデンの第一楽長の
肩書きを持ったままヴァイセンヘルスの
宮廷楽長を務め、当時としては
大変な長寿で、87歳の天寿を全うした。

「マタイ受難曲」は1666年の作品だが、
歌詞の内容に基づいた劇的な音楽表現や、
合唱隊を2つ用いてある時は競い合い、
ある時は協力して音楽的興奮を高めてゆく
複合唱様式は、後年大バッハの
「マタイ受難曲」において、最高の実を結んだ。



(合唱)シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団
(指揮)ディーター・クルツ        
          ♪ 私が聴いた音源 ♪




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