【 マタイ受難曲 SWV479 】 シュッツ,ハインリッヒ 〔独〕 (1585.10.14〜1672.11.06) 87歳
十七世紀ドイツ最大のプロテスタント音楽の 作曲家であるシュッツは、大バッハ生誕の ちょうど437年前の10月14日、中部ドイツの 宮廷都市ヴァイセンヘルスの近くにある 小さな街ケストリッツで生まれた。
父はその地方の素封家で、 後にヴァイセンヘルスに移って、 旅館を経営し市長も務めた。
美しいボーイソプラノの声に恵まれていた シュッツは14歳の時にカッセルのモーリッツ侯に 見い出され、音楽の勉強を始めた。
宮廷オルガニスト、宮廷楽長の後、 最晩年はドレスデンの第一楽長の 肩書きを持ったままヴァイセンヘルスの 宮廷楽長を務め、当時としては 大変な長寿で、87歳の天寿を全うした。
「マタイ受難曲」は1666年の作品だが、 歌詞の内容に基づいた劇的な音楽表現や、 合唱隊を2つ用いてある時は競い合い、 ある時は協力して音楽的興奮を高めてゆく 複合唱様式は、後年大バッハの 「マタイ受難曲」において、最高の実を結んだ。
(合唱)シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団 (指揮)ディーター・クルツ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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