【 交響曲 第3番 ヘ短調 Op. 28 】 スタンフォード,チャールズ 〔英〕 (1852.09.30〜1924.03.29) 71歳
作曲家、教育者としてイギリスで活躍した プロテスタントのアイルランド人のスタンフォードは、 170年前の9月30日にダブリンで生まれ、 知的な家庭で育った。
イギリスとドイツで学び、1883年に創立した 王立音楽大学の初代作曲家の教授となり、 多くの作曲家を育て、イギリス音楽界に 多大な影響を与えた。
1902年にイギリス王室より功績が認められて ナイトの称号を受け、サー・チャールズ・ ヴィリアーズ・スタンフォードとなった。
ロマン的なスタイルを持つ有能で創造的な 作曲家で、あらゆる分野において多くの曲を 残しており、作品番号の総数は190を超える。 アイルランドの民族音楽を取り入れた楽曲の、 6つの「アイルランド狂詩曲」は有名である。
ブラームスや、サンサーンスなどの、 保守的な作曲家と親交があったが、 器楽の作風はブラームス、 宗教曲を中心とした声楽曲は、パーセルや メンデルスゾーンの影響を受けている。
7つの交響曲を残しているが、「交響曲第3番」は、 スタンフォードがグローバルな名声を獲得する こととなった代表作で、ドイツ的な堂々とした スケールの大きさの中に繊細さもみられる。 全体に使われているアイルランド民謡の旋律は、 親しみやすさを感じさせる。 第1楽章 Allegro moderato 第2楽章 Allegro moto vivace 第3楽章 Andante con moto 第4楽章 Finale: Allegro moderato con fuoco
(管弦楽)ボーンマス交響楽団 (指揮) デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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