【 弦楽四重奏曲 Op. 1 】 グールド,グレン (カナダ) (1932.09.25〜1982.10.04) 50歳 脳卒中
90年前の9月25日にのトロントで生まれた グールドは、トロントの王立音楽院で学び、 開校以来最年少の12歳で卒業した。
ピアニストとして活躍したが、作曲、指揮、著述、 ドキュメンタりー製作など多方面の芸術活動を行ない 1982年に脳卒中で50年の生涯を閉じた。
数々の奇行で注目されたが、彼の演奏は個性的で おもしろく、装飾記号を無視したり、演奏中に 歌うことは生涯直らなかった。
グールドはバッハに傾倒していて、録音された曲や、 著述も多いが、バッハの鍵盤曲を チェンバロではなくてピアノで演奏した。
彼の書いた作品は少なくはないが、生涯を通じて シリアスな音楽として世に問われたのは、 「弦楽四重奏曲作品1」だけである。
1953年から1955年にかけて作曲し、翌年の 5月26日にモントリオールで初演された。
長大なソナタ形式の単一楽章だが、 4つの部分からなっていて、全体として 自己陶酔的な情感のあふれる作品である。 「作品1」だが、「作品2」は現れなかった。
(演奏) カタリスト四重奏団 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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