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...... 2022年09月16日 の日記 ......
■ 《 厳格な音楽教育者 》   [ NO. 2022091601-1 ] or

【 ピアノと管弦楽のための狂詩曲 】
         
ブランジェ,ナディア 〔仏〕
(1887.09.16〜1979.10.22) 92歳
         

             
作曲家、オルガン奏者、教育者、また初めての
女性指揮者としても活躍したブランジェ,ナディアは、
135年前の9月16日にパリで生まれた。

父は、1835年にローマ賞を受賞した作曲家で、
パリ音楽院で学んたナディアは、1908年の
ローマ賞の2位を受賞している。

1913年に女性として初めてローマ大賞を受けた
リリー・ブランジェは、6歳年下の妹で、病弱のため
24歳で世を去ったが、彼女は92歳と長寿だった。

生涯独身だったが、晩年は、モナコ公の礼拝堂の
楽長をつとめている。

ブランジェが音楽的に最も影響を受けたのは、
フォーレだったが、教育者としてのブランジェは、
コープランドやバーンスタインなど、多くの作曲家を
育てていて、厳格な音楽教育者だった。

「私は正しく、あなたは間違っているではなく、
あなたが間違っているように想うけれど、それは
決して私が正しいという意味ではない。」
ブランジェの言葉である。

ピアソラは、1954年にフランスに留学した折、
ブランジェに師事したが、彼女の助言により
自らの音楽はタンゴであることを認識し、
ブラジルに帰国している。

歌曲、ピアノ小品、オルガン曲、室内楽、
オペラなどの作品を残している。

「ピアノと管弦楽のための狂詩曲」は、
ラウル・プニョのために書かれたが、自信不足や
自己批判のため、何度も改訂している。




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