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...... 2022年08月22日 の日記 ......
■ 《 唯一の弦楽四重奏曲 》   [ NO. 2022082201-1 ] ch

【 弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 Op. 10 】
      
ドビュッシー,クロード・アシル〔仏〕
(1862.08.22〜1918.03.25) 55歳 大腸癌
      

     
ドビュッシーの祖先はブルゴーニュの出で、
代々農業や手工業に従事していた。
祖父はパリに生まれ 、パリで死んだ指物師だった。

その長男として生まれたドビュッシーの父は、
サン=ジェルマン=アン=レーに陶器の製造販売の
店を出していたとき、長男として生まれたのが
ドビュッシーで160年前の8月22日のことだった。

彼は、幼いころのことを語りたがらなかった
といわれ、幼年時代のことは不明なところが多い。

ドビュッシーの室内楽作品は、数少なくて初期の
作品の「弦楽四重奏曲 ト短調」と晩年に書いた
3つのソナタ(「フルート・ビオラ・ハープのためのソナタ」
「ヴァイオリン・ソナタ」「チェロ・ソナタ」)だけである。

1893年の作品の「弦楽四重奏曲 ト短調」は、
第1番と呼ばれるが後には書いてない。

この曲の特徴は、フランスの近代楽派で愛好された
循環主題法に基づいている点である。

完成した年の12月29日に、国民音楽協会の
演奏会で、ベルギーのイザイ四重奏団により、
初演され、同楽団に献呈された、

翌年の音楽評論でデュカスは、ハーモニー自体も
非常に大胆であるが、いささかの耳障りではない。
こうした不協和音は、不快どころか全体の
複雑な流れの中では協和音よりもかえって
調和しているほどだ。

ドビュッシーの「弦楽四重奏曲」は、多くの演奏者に
とっても魅力ある作品のようで、録音されている
ディスクによるとと、フランスではこの曲を献呈した
イザイ四重奏団に始まって他に、ヴィア・ノヴァ、
ヴィオッティなど多くの四重奏団の演奏がある。

海外では、オーストリア、イタリア、アメリカ、日本、
チェコスロヴァキア、ドイツ、ノルウェー、オランダ、
スイス、ハンガリー、イギリス、ロシアなど
多くの国でこの作品を録音している。

ドビュッシー自身の著作の中で、
「僕はこれまでの音楽を忘れようとしている。
そうした音楽は、僕が今知らない、あるいは明日
知るかもしれない音を聞く妨げになるからだ。」
と述べている。

       第1楽章 Anime et tres decide
       第2楽章 Assez vif et bien rythme
       第3楽章 Andantono doucrment expressif
       第4楽章 Tres modere



(演奏)ヴィア・ノヴァ四重奏団
     ♪ 私が聴いた音源 ♪




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