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...... 2022年08月18日 の日記 ......
■ 《 プロシア王四重奏曲 》   [ NO. 2022081801-1 ] ch

【 弦楽四重奏曲 ニ長調 K. 575 】
            
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕
(1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
             
フリードリヒ・ヴィルヘルム二世 〔独〕
(1744.09.25〜1797.11.16) 53歳
            

              
モーツァルトは、1789年の4月から6月にかけて、
ベルリン旅行をしたが、その折にポツダムの宮殿で
当時の第4代プロイセンア王の
フリードリヒ・ヴィルヘルム二世に会い、
王の前で演奏を行っている。

フリードリヒ二世は、当時の多くの王侯たちと同様、
音楽を愛し、自らも楽器を弾く素人音楽家で、
チェロを得意としていた。

王に会った際、モーツァルトは「弦楽四重奏曲」と
王女フリーデリカのためにやさしいピアノ・ソナタの
作曲を依頼された。

そして、書かれたのが
弦楽四重奏曲 第21番 ニ長調 K. 575 
弦楽四重奏曲 第22番 変ロ長調 K. 589
弦楽四重奏曲 第23番 ヘ長調 K. 590 

この3曲の「プロシア王セット」は
「プロシア王四重奏曲」と通称されている。

演奏者を意図して書かれているので、チェロが
第1ヴァイオリンとならんで表面に出ていて、
高い音域による旋律の担い手として活躍し、
独奏的である。

3曲の「プロシア王四重奏曲」の第1曲目のニ長調は、
ベルリンから帰国後、直ちに作曲をした。
このころのモーツァルトは、甚だしい困窮状態だったが、
この曲により、王からはプロイセン金貨を得ている。

        第1楽章 Allegretto
        第2楽章 Andante
        第3楽章 Meneetto: Allegretto
        第4楽章 Allegretto



(演奏) ウィーン・ムジークフェライン四重奏団
             ♪ 私が聴いた音源 ♪



【 弦楽四重奏曲 第1番 ト長調 K. 80 】は 8/19に  
【 弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調「狩り」K. 458 】は
                   8/20に掲載




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