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...... 2022年08月16日 の日記 ......
■ 《 厳粛さと華やかさ 》   [ NO. 2022081601-1 ] ch

【 ヴァイオリン・ソナタ Op. 36 】
    
ピエルネ,ガブリエル 〔仏〕
(1863.08.16〜1937.07.17) 73歳
      

          
近代フランスの作曲家、指揮者、オルガン奏者の
ピエルネは、159年前の8月16日に声楽家教師の
父とピアノ教師の母との間に、メッツで生まれた。

12歳のときに「ピエルネのセレナーデ」を書いている。
パリ音楽院でマスネに作曲を学び、在学中の
19歳のときに作曲したカンタータ「エディト」で、
ローマ大賞を得てローマに留学し、
フランクやマスネ「に師事した。

30歳のときに、フランクの後継者として、パリの
ノートルダム大聖堂の教会オルガニストに就任し、
亡くなるまでの37年間この地位にとどまった。

その間、多くのオルガン曲、室内楽曲や
ピアノ曲を作曲している。

軽快で明るい作品を書いたピエルネは、エレガントで
鋭敏な想像力と、しなやかでデリケートなエスプリを
持ち、魅力にみちた旋律や細やかなニュアンスや、
極めて洗練された味わいをもって、
常に人をひきつける作曲家であるといわれた。

ピエルネは指揮者としても有名で、
後世への影響という点でも、指揮者ピエルネの
果たした役割は大きい。

1903年にパリの4大交響曲団の一つの
コンセール・コロンヌの指揮者となり、
1910年から1934年まで首席指揮者を務め、
ストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」の
初演を指揮するなど、同時代作品や
フランス音楽を積極的に演奏して紹介した。

厳粛さと華やかさを併せ持った作風で、
バランスと気品の程よさが特徴のピエルネの
「ヴァイオリン・ソナタ」は、恩師フランクの
「ヴァイオリン・ソナタ」が書かれてから
14年後の1900年の作品。

  第1楽章 Allegretto
  第2楽章 Allegretto tranquillo
  第3楽章 Andante non troppo - Allegro un poco agitato



(ヴァイオリン)オリヴィエ・シャルリエ
(ピアノ) ジャン・ユボー      
         ♪ 私が聴いた音源 ♪




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