【 交響曲 第28番 ハ長調 K. 200 】 モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳 尿毒症 ベーム,カール 〔墺〕 (1894.08.28〜1981.08.14) 86歳
二十世紀半ばから後半にかけて世界的に活躍した 大指揮者のカール・ベームは、オーストリアの グラーツで生まれた。
父親が弁護士だったこともあり、グラーツ大学で 法律を学びつつ、ウィーンで音楽も勉強した。 23歳のときに指揮者としてデビューした後、 ウィーンの主要な国立歌劇場の音楽監督として 活躍した。
楽譜に忠実で、練習のときに間違いを指摘して いたので「音楽上の弁護士(法律顧問)」と 言われていた。
ベームは1963年に初来日しているが、4回目となる 1980年のウィーンフィルとの来日が、日本での 最後の演奏会となったのみならず1938年以来続いた、 ウィーンフィルとの最後の演奏会となった。
翌年の8月14日にザルツブルグで亡くなったとき、 楽聖達が眠るウィーン中央墓地の提供を受けたが、 それを断り、グラーツ・シュタインフェルト墓地の ベーム家の墓に埋葬された。
モーツァルトの作品の演奏は師ともいえる ブルーノ・ワルターゆずりの素晴らしいものがあり、 ベルリン・フィルを指揮してのモーツァルトの交響曲の 全曲録音を残している。
「交響曲 第28番」は、1774年11月に ザルツブルクで完成した。 ハ長調という調性が持つ明るくて堂々とした 雰囲気を備えており、祝典的な気分さえ 感じられる作品である。
第1楽章 Allegro spiritoso 第2楽章 Andante 第3楽章 Minuetto: Allegro 第4楽章 Presto
(管弦楽)ドレスデン国立管弦楽団 (指揮) オトマール・スウィトナー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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