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...... 2022年08月13日 の日記 ......
■ 《 ラシーヌのこの戯曲 》   [ NO. 2022081301-1 ] or

【 序曲「フェードル」】
            
マスネー,ジュール=エミル=フレデリク 〔仏〕
(1842.05.12〜1912.08.13) 70歳
              

                    
フランス・ロマンチック・オペラの巨人と呼ばれた
マスネーは、ピアノを教えていた母から音楽的な
才能を、父から正確で几帳面な性質を受けた。

9歳という異例の年齢でパリ音楽院に入学し、
21歳のときにローマ大賞を獲得した。
36歳でパリ音楽院の教授となり、
多くのすぐれた作曲家を育てた。

マスネーの一生は、幸福で安定していたせいもあり、
彼の作る音楽はどれも美しく、聴く人の心を
魅了するものばかりだった。
オペラ、楽劇、舞踊劇、宗教音楽、管弦楽曲、
付随音楽、ピアノ曲、歌曲など多くの作品がある。

その中でもやはり注目すべきはオペラで、
各国、各時代の文学的作品から題材を得た作品の
音楽は繊細優美で、魅力に富み印象的である。

フランスの詩人ジャン・ラシーヌの悲劇「フェードル」
のために、数種の舞台音楽を書いた。
1874年にパリで初演された、ラシーヌの
この戯曲は、古代ギリシャの悲劇詩人エウリビデスの
「イポリット」による5幕ものである。

序曲は、悲劇的要素もあるが、それよりもむしろ
フランス古典劇の端麗さに調和して、明るく
甘美な旋律に富み、華やかで、熱情的である。

110年前の8月13日にパリで
70年の生涯を閉じた。



(管弦楽)スイス・ロマンド管弦楽団
(指揮) ベーメ・ヤルヴィ    
       ♪ 私が聴いた音源 ♪




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