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...... 2022年07月10日 の日記 ......
■ 《 カトゥールスの歌 》   [ NO. 2022071001-1 ] s

【 カンタータ「カトゥーリ・カルミナ」】
     
オルフ,カルル 〔独〕
(1895.07.10〜1982.03.29) 86歳
   

    
現代ドイツの代表的な作曲家のオルフは、
127年前の7月10日にミュンヘンで生まれた。
軍人の家系だったが、家族はオルフの
音楽的才能を伸ばすために協力した。

ミュンヘン音楽学校で学び、指揮者、合唱
指導者として活躍したが、1923年に体育・音楽・
舞踊を教えるギュンター・シューレ学校を設立した。

1936年にオルフの出世作、代表作となった
「カルミナ・ブラーナ」を完成させたが、その後
1943年に「カトゥリ・カルミナ」を、1951年に
「トリオンフォ・ディ・アフロディチ」を作曲し、
舞台形式によるカンタータの三部作
「トリオンフィ(勝利)」としてまとめた。

「カトゥーリ・カルミナ」 は、ラテン語で
「カトゥールスの歌」という意味だが、カトゥールスは、
共和制ローマの終わりの時代の頃の高名な詩人で、
ギリシャ詩を深く研究し、「学識の人」という渾名を
同時代から冠せられる一方で、初期には風刺詩を
たくさん書き、後には故郷への想いや恋の歌を
熱く歌うことで名を馳せ、後の詩人に影響を与えた。

カンタータ「カトゥーリ・カルミナ」 は、カトゥールスと
美しいが不実な女レスビアとの間に繰り広げられる
愛情、裏切り、そして失望の物語である。

老人が本能のおもむくままに行動する若者たちに
「カトゥールスの物語」から教訓を学ぶようにと促し、
劇中劇が始まる。

しかし、聞き終わった若者たちは、以前と変わらず、
自分たちの欲望を求め、奇声をあげて幕となる。



(ソプラノ)ダグマル・シェレンベルガー 
(テノール)ロター・オディニウス    
(合唱)  リンツ・モーツァルト合唱団 
(管弦楽) ミュンヘン放送管弦楽団   
(指揮)  フランツ・ウェルザー=メスト
         ♪ 私が聴いた音源 ♪




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