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...... 2022年07月11日 の日記 ......
■ 《 ラプソディー風 》   [ NO. 2022071101-1 ] co

【 ピアノ協奏曲 ヘ調 】
         
ガーシュウィン,ジョージ 〔アメリカ〕
(1898.09.26〜1937.07.11) 38歳 脳腫瘍
             

             
ガーシュウィンの両親は貧しいユダヤ系
ロシア移民で、父は自分の無学にひけ目を
感じていたので、子どもたちには、正規の教育を
受けさせたいと考えていた。

兄がピアノを習い始めると、ガーシュウィンは
異常な興味を示すほど音楽好きだったが、
優れた画才もあった。

その後ガーシュウィンは、二十世紀前半に
最もアメリカ的な性格、手法を反映した
作曲家となり、ピアニスト、ジャズ・ソングの
作曲家として活躍した。

1925年の作品「ピアノ協奏曲ヘ調」は、
ガーシュウィンの唯一の協奏曲だが、彼の
交響的作品としては、この作品を書く前年に
シンフォニック・ジャズ「ラプソディー・イン・ブルー」を、
1928年に「パリのアメリカ人」を書いている。

彼の楽想は、ラプソディー風で自由な
即興的変化に富んでいる。
「ピアノ協奏曲ヘ調」においても、楽式的な
まとまりよりも、さまざまに変化する楽想
そのものの美しさと楽想間の対照の美しさが
魅力となっている。

1930年代に4本のハリウッド映画のために
主題歌を作曲しているが、最後の作品の
「ゴールドイン・フォリーズ」の完成をまたず、
85年前の7月11日にハリウッドで
脳腫瘍のため急逝した。
独身を通した38年の、短い生涯だった。

        第1楽章 Allegro
        第2楽章 Adagio - Andante con moto
        第3楽章 Allegro agitato



(ピアノ)ペーテル・ヤブロンスキー     
(管弦楽)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ウラディーミル・アシュケナージ  
          ♪ 私が聴いた音源 ♪




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