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...... 2022年07月07日 の日記 ......
■ 《 管弦楽の伴奏 》   [ NO. 2022070701-1 ] v

【 歌曲集「さすらう若者の歌」】
        
マーラー,グスターフ〔オーストリア〕
(1860.7.7〜1911.5.18) 51歳 心臓病
             

                      
マーラーは162年前の7月7日にオーストリアの
カリシュトで、裕福なユダヤ人商人の
12人の子どもの2番目として生まれた。
幼少からすばらしい音楽的才能を示し、
父はその才能を伸ばすために居を移した。

マーラーの作品は、9つの交響曲および
「大地の歌」に代表されるが、数からいっても、
音楽性の傾向からいっても、歌曲作品は
交響曲に劣らぬ重要な意味をもっている。

彼の作品は歌曲において、伴奏はほとんど全てが
大規模で、精巧化され、歌唱では出し得ない
色彩を強めるように書かれている。
伴奏管弦楽部がそれ自身独立し、充実した
楽想をもち室内楽的な感じさえする。
伴奏というものの地位を高めたと
いわれるゆえんでもある。

「さすらう若者の歌」は1883年の歌曲集で、
その後「こどものふしぎな角笛」「なき子をしのぶ歌」
などを書いたが、これらはマーラーの傑作という
ばかりでなく、ドイツ歌曲史にその特異な存在を
誇りにたる、香り高い優れた芸術作品である。

ピアノの代わりに大編成の管弦楽を伴奏に用い、
交響曲的な分厚い楽想と幅広い音楽となっている。

自作の詩によって作曲された4編からなる
「さすらう若者の歌」は青年期の作品にふさわしい
甘美な若々しい表現を示している。

第1曲 「恋人の婚礼の時」     
第2曲 「朝の野辺を歩けば」    
第3曲 「僕に胸の中には燃える剣が」
第4曲 「恋人の青い目」      



(バリトン)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
(管弦楽) フィルハーモニア管弦楽団        
(指揮)  ヴェルヘルム・フルトヴェングラー    
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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