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...... 2022年07月06日 の日記 ......
■ 《 弾き振り 》   [ NO. 2022070601-1 ] co

【 ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K. 453 】
       
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス 〔墺〕
(1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
         
アシュケナージ,ヴラディミル (露)
(1937.07.06〜 )         
           

             
2004年から2007年まで、NHK交響楽団の
音楽監督に就任していたアシュケナージは、
ユダヤ系の父とロシア人の母との間に
79年前の7月6日にゴーリキーで生まれた。

モスクワ音楽院で学び、1955年の
第5回ショパン国際ピアノ・コンクールでは2位に、
1962年第2回チャイコフスキー国際コンクールの
ピアノ部門では優勝など、さまざまな賞を
受賞している。

モスクワ音楽院を卒業後、ロンドンに移住し、
その後は妻の故国アイスランドに定住し、
アイスランド国籍を取得し、旧ソ連国籍を離脱した。

ピアニストとして活躍していたが、
1970年から指揮活動を始めた。
指揮者であり、ピアニストでもあるアシュケナージは
ピアノを弾きながら指揮をする、ピアノ協奏曲の
「弾き振り」でよく知られている。

モーツァルトは、28歳のときに6曲の
ピアノ協奏曲を作曲している。
その中で、4月に作られたのが「ト長調K. 453」で、
バルバラ・プロイエル嬢のために書かれた。

プロイエル嬢の父親はウィーンの宮廷顧問官で、
彼女はモーツァルトのピアノの弟子だった。
4月ごろ催された演奏会で、プロイエル嬢を
独奏者として演奏されたのが、初演だとみられる。

この曲は、ロンド形式をつねとする終楽章の
第3楽章が、変奏曲形式で書かれていて、
歌劇のフィナーレを思わせる速度と、
華やかさをもった長いコーダによって、
堂々と曲を終わらせている。

         第1楽章 Allegro
         第2楽章 Andante
         第3楽章 Allegretto - Presto



(ピアノ) エマニュエル・アックス  
(管弦楽) リヨン国立管弦楽団    
(指揮)  デイヴィッド・ロバートソン
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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