【 ブェノスアイレスの四季 】 ピアソラ,アストル 〔アルゼンチン〕 (1921.03.11〜1992.07.05) 71歳 脳血栓
ヴァノスアアイレスのタンゴバンドで、 バンドネオン奏者として活躍したピアソラは、 1960年に、その後の生涯の音楽活動の 基盤となるスタイルである五重奏団の 「キンテート」を結成したが、1974年にヨーロッパに 拠点を移し、ジャズ、ロックの表現を取り入れた 活動を行った。
1978年にアルゼンチンに戻り「キンテート」を 再結成し、以後10年にわたり安定し充実した 活動は続き、82年以降、計4回来日している。
1988年に「キンテート」を解散し、心臓の手術を 受けたが、2年後パリで脳血栓で倒れ、 さらにその2年後の7月5日にブェノスアイレスで 71年の生涯を閉じた。
タンゴとクラシックを融合させ、革新的な作品を 残したピアソラの代表作となる 「ブェノスアイレスの四季」は始めに夏のみが 1965年に作曲された。 このときは、春夏秋冬による4部作の構想は なかったが、4年後に秋→冬→春を続けて 作曲し「ブェノスアイレスの四季」となった。
「四季」といえばヴィヴァルディの作品が 知られているが、ピアソラは作曲にあたり、 ヴィヴァルディの「四季」を意識したと言われている。
元々は五重奏(バンドネオン・ヴァイオリン・ピアノ・ コントラバス・エレキギター)のために書かれているが、 チェロ奏者のホセ・ブラガートが編曲した ピアノ三重奏版(ピアノ・チェロ・ヴァイオリン)や、 ピアノ編、ギター編などもある。
(演奏)ピアソラ五重奏団 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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