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...... 2022年06月29日 の日記 ......
■ 《 生前には評価されず 》   [ NO. 2022062901-1 ] co

【 ヴァイオリン協奏曲 第2番 】
        
メリカント,アーッレ 〔フィンランド〕
(1893.06.29〜1958.09.29) 65歳


             
フィンランドの作曲家のメリカントは、129年前の
6月29日にヘルシンキで生まれた。
父親のオスカル・メリカントは、シベリウス以上に
人気を集めた作曲家で、音楽教授だった。

ヘルシンキで作曲を学んだ後、ライプツィヒ音楽院で
レーガ−に、モスクワ音楽院でワシレンコに師事した。
その後、ペトログラードでスクリャービンの
音楽と出会い、大きな影響を受けた。

1951年からシベリウス・アカデミーで教授を務め、
多くの作曲家を育てた。

メリカントは、生涯に数多くの作品を書いているが、
生前には正当な評価を得られなかった。

1925年に作曲した「ヴァイオリン協奏曲 第2番」は、
全音階的だが、独奏楽器の扱いや
オーケストレーション、和声的感覚や旋律の
歌わせ方がプロコフィエフを連想させる。

3楽章からなるが、各楽章に形式感はなく、
調性感もない。

生前には一度も演奏されず、初演をされたのは
死の翌年の1959年だったが、現在では彼の
代表作として認められている。

           第1楽章 Largo
           第2楽章 Adagio
           第3楽章 vivace



(ヴァイオリン)カイヤ・サーリケットゥ       
(管弦楽)   ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)    ジェイムズ・デプリースト      
            ♪ 私が聴いた音源 ♪




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