【 ヴァイオリン協奏曲 第2番 】 メリカント,アーッレ 〔フィンランド〕 (1893.06.29〜1958.09.29) 65歳
フィンランドの作曲家のメリカントは、129年前の 6月29日にヘルシンキで生まれた。 父親のオスカル・メリカントは、シベリウス以上に 人気を集めた作曲家で、音楽教授だった。
ヘルシンキで作曲を学んだ後、ライプツィヒ音楽院で レーガ−に、モスクワ音楽院でワシレンコに師事した。 その後、ペトログラードでスクリャービンの 音楽と出会い、大きな影響を受けた。
1951年からシベリウス・アカデミーで教授を務め、 多くの作曲家を育てた。
メリカントは、生涯に数多くの作品を書いているが、 生前には正当な評価を得られなかった。
1925年に作曲した「ヴァイオリン協奏曲 第2番」は、 全音階的だが、独奏楽器の扱いや オーケストレーション、和声的感覚や旋律の 歌わせ方がプロコフィエフを連想させる。
3楽章からなるが、各楽章に形式感はなく、 調性感もない。
生前には一度も演奏されず、初演をされたのは 死の翌年の1959年だったが、現在では彼の 代表作として認められている。
第1楽章 Largo 第2楽章 Adagio 第3楽章 vivace
(ヴァイオリン)カイヤ・サーリケットゥ (管弦楽) ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ジェイムズ・デプリースト ♪ 私が聴いた音源 ♪
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