【 序曲「ロミオとジュリエット」WoO 51 】 ラフ,ヨーゼフ・ヨアヒム 〔スイス〕 (1822.05.27〜1882.06.24) 60歳
スイスのピアニスト、作曲家のラフは、200年前の 5月27日にチューリヒ湖畔の町ラッヘンで生まれた。
23歳の年に、リストに出会い才能を認められ、 リストの演奏旅行についてドイツに行った。 その折、メンデルスゾーンやビューローと 知り合っている。
1949年にヴァイマルでリストの助手をつとめ、 その後ドイツ中西部の町ウィスバーデンで 作曲活動を行った。
晩年にはフランクフルトのホッホ音楽院の 院長を勤めた。
ラフの作風は、ドイツロマン派に属し、 歌劇や交響曲、室内楽など、幅広い分野に 多くの作品を残している。
数々の交響詩を作曲したリストの助手をつとめた 経験を生かし、シェイクスピアの戯曲をもとにした 「テンペスト」「マクベス」など、標題的な 管弦楽曲もいくつか残している。
その一つが序曲「ロミオとジュリエット」で、 ラフが亡くなる3年前の、1879年に作曲された。
これらの作品は、後にR.シュトラウス(1864〜1949) に影響を与えたとされる。
長く忘れられた作曲家だったが、近年になって 評価され、作品のCD化も進んでいる。
(管弦楽)フィルハーモニア管弦楽団 (指揮) フランチェスコ・ダヴァロス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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