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...... 2022年06月22日 の日記 ......
■ 《 ポピュラーな作品 》   [ NO. 2022062201-1 ] s

【 スカラムーシュ Op. 165b 】
    
ミヨー,ダリュス 〔仏〕
(1892.09.04〜1974.06.22) 81歳
    

    
南フランスのプロヴァンスで、裕福なユダヤ系の
家庭に生まれたミヨーは、
「プロヴァンス出身のユダヤ教を信ずるフランス人」と
自己規定していた。

二十世紀初めのパリで、多調性を主とした
前衛作曲家として売り出し、第一次大戦中は
親しい詩人・外交官のクローデルの秘書として、
1917年にブラジルに赴任した。

この強烈な体験がミヨーのラテン気質を目覚めさせ、
ラテン音楽やジャズを現代音楽と結び付ける
彼独特の作曲法を編み出させた。

帰国後「フランス6人組」(オネゲル、オーリック、
デュレ、タイユフェール、プーランク)の
一員として注目された。

第二次大戦が始まるとアメリカに亡命し、戦後は
パリとカリフォルニアを一年ごとに往復し、
亡くなるまで作曲を続け、48年前の6月22日に
スイスのジュネーブで81年の生涯を閉じた。

2台のピアノのための「スカラムーシュ」は、
モリエールの喜劇による子どものためのドラマ
「空飛ぶお医者さん」のための付随音楽を
改作したもので、1937年に作曲した。

ジャズの影響も受け、明るい雰囲気と生き生きとした
アンサンブルにより、ポピュラーな作品である。
軽快なリズムによる、3つの楽章からできている。

          第1楽章 Vif
          第2楽章 Modere
          第3楽章 Brazileira



(ピアノ)カレン・リヒナー  
(ピアノ)セルジオ・ティエンポ
     ♪ 私が聴いた音源 ♪




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