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...... 2022年06月14日 の日記 ......
■ 《大編成の管弦楽曲》   [ NO. 2022061401-1 ] sy

【 交響曲 第2番 変ロ長調 Op. 15 】
       
スヴェンセン,ヨハン 〔ノルウェー〕
(1840.09.30~1911.06.14) 70歳
        

            
ノルウェーの作曲家・指揮者・ヴァイオリニストの
スヴェンセンは、クリスチャニア(オスロ)で
生まれたが、生涯のほとんどをデンマークの
コペンハーゲンで過ごし、111年前の6月14日に
その地で70年の生涯を閉じた。

デンマークの作曲家のニールセン(1865~1931)は
指揮者として、スヴェンセンの補佐をしていて、
作曲家としても影響を受けた。

同じノルウェーの作曲家のグリーグ(1843~1907)
とは歳も近く、生涯にわたり尊敬しあう関係だった。
グリーグはピアノ作品と歌曲など、小編成のために
作曲したが、スヴェセンはシンフォニックな形式と、
大編成の管弦楽曲の作品を書いた。

軍楽隊員だった父から様々な楽器の指導を受けたが、
スヴェセンはヴァイオリンの演奏を得意としていた。

交響曲は2曲残している。
第2番は第1番を書いた10年後の1876年に
クリスチャニアでオーケストラの指揮者を
つとめていたときに書かれた。

交響曲作曲家として、更なる飛躍が期待されたが、
オーケストラの指揮者として忙しくなったことが
あげられるものの、1882年ごろに交響曲の作曲に
取り組んでいて、いったん草稿は書き上がったが、
家庭内のいざこざから楽譜が火の中に
投げ入れられてしまい、スヴェセンの第3交響曲は
幻となったともいわれている。

スヴェセンの交響曲は2曲ともドイツ古典派の
様式に忠実に書かれている。
民族音楽の取り入れ方は、グリーグに比べると
控えめで、古典様式と民族的な素材の
折り合いをうまく付けている。

      第1楽章 Allegro
      第2楽章 Andante sostenuto
      第3楽章 Intermezzo: Allegro giusto
      第4楽章 Finale: Andante - Allegro con fuoco



(管弦楽)オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) マリス・ヤンソンス       
          ♪ 私が聴いた音源 ♪




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