[PREV] [NEXT]
...... 2022年06月13日 の日記 ......
■ 《 劇音楽 》   [ NO. 2022061301-1 ] or

【「マンフレッド」序曲 0p. 115 】

シューマン,ローベルト・アレクサンダー〔独〕
(1810.06.08〜1856.07.29) 46歳 肺炎
        

           
シューマンは1844年の暮、健康上の理由で
長く住んでいたライプチヒからドレスデンに居を移した。

45年は主として器楽の作曲が進められ、
「ピアノ協奏曲イ短調」や「第2交響曲」を作曲している。

そして47年には劇音楽に興味が向けられていった。
オペラ「ゲノフェーファ」を完成し、「ファウスト」への
音楽を書き始めている。

「マンフレッド」への音楽もこの年の夏に書き始められ、
序曲は10月に完成したが、全曲の完成は11月に
なってからだった。

全曲の初演は、1852年6月13日に
ワイマールにおいて、リストの指揮により行われた。

人生のいろいろな悩みに、いつも悩み続けていた
ロマン的な人間マンフレッドに共感をおぼえ、
バイロンの劇詩「マンフレッド」を主題としていて、
序曲と15の場面から作られた。

標題楽的にこの詩の物語りを扱ったのではなくて、
シューマンが感じたマンフレッドの姿を、
純粋器楽の形をかりて音楽にしている。

普通の二管編成より金管がやや多いのが特徴で、
3本のトランペットによる和音吹奏が、重要になっている。

クロマティック進行が多いのが特徴の
序曲は、オーボエの悲痛な旋律が印象的で、
単独で演奏されることが多い。



(管弦楽)NHK交響楽団    
(指揮) ゲルト・アルブレヒト
     ♪ 私が聴いた音源 ♪




...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: