 【 きよしこの夜 】 グルーバー,フランツ・クサヴァー 〔墺〕 (1787.11.25〜1863.06.07) 75歳
 オルガン奏者のグルーバーは、29歳のときに、 チロルの山村にあるオーベルンドルフの教会の オルガニストに就任した。 2年後のクリスマス・イブに、同じ教会の 副牧師ヨーゼフ・モーアの詩に曲をつけた。
ヨーゼフ・モーアは、後にローマ教会の司祭になり、 終生故郷近くの教会につとめた。
グルーバーは、小学校の校長をつとめながら、 教会のオルガニストをしていた。 彼はこの1曲により世界的に知られるようになった。
現行の「讃美歌」では、第109番。 「聖歌」では、148番。 「きよしこの夜」は世界中で最も広く歌われ、 知られているクリスマス頌歌である。
159年前の6月7日に75年の生涯を閉じた。

きよしこの夜
きよしこの夜 星はひかり すくいのみ子は み母のむねに ねむりたもう ゆめやすく
きよしこの夜 み告うけし ひつじかいらは み子のみ前に ぬかずきぬ かしこみて
きよしこの夜 み子も笑みに めぐみのみ代の あしたのひかり かがやけり ほがらかに (山本康の訳 昭和6年改定)
日本では、明治42年の「讃美歌」 第2編に初めて収録された。
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